
自己紹介

柴田 ゆき
このサイトは、池田克己生家跡ナナメ前、奈良県吉野町の音楽プロダクションSPOONFUL MUSICより発信しています。
2020年に大阪から吉野に移住して、この地で池田克己を知り、彼の詩、デザイン、そして情熱に深く感銘を受け、微力ながらも、その足跡を後世に残すための活動を始めました。
日本未来派

詩誌 日本未来派
創刊者のひとりとして池田克己がその運営に心血を注いだ詩誌「日本未来派」は、1947年の創刊から80年近く経った現在も年二回出版されています。
編集長は8代目となり、現在、杉野穎二氏がつとめられています。
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リンク
- 国立国会図書館サーチ
- 詩集や雑誌など、デジタルで閲覧できる資料があります。
- 日本現代詩人会
- 1950年創設。初代幹事長は北川冬彦。「H氏賞」「現代詩人賞」を主催。創設時の会員の多くが池田克己の詩友で、彼自身も会員でした。
- 高知県立文学館
- 高知の文学を紹介する文化施設です。池田克己の詩友、大江満雄や島崎曙海が紹介されています。
- 高島高詩集全集
- 池田克己の詩友であり、「日本未来派」同人であった富山の詩人、高島高のホームページです。詩集とともに「別冊」として高島高の生涯が豊富な写真とともに纏められています。
- 滑川市博物館
- 滑川市出身の詩人・高島高が、郷土の先賢として常設展示で紹介されています。
- 高村光太郎連翹忌運営委員会のblog
- 高村光太郎の命日「連翹忌」を主宰されています。光太郎ほか、彼に関わる詩人達に関するイベント等の情報がリアルタイムで掲載されています。
- 詩人永瀬清子生家 清子の家
- NPO法人永瀬清子生家保存会が運営するサイト。「現代詩の母」と呼ばれ「日本未来派」同人であった詩人、永瀬清子生家(岡山県赤磐市)の保存活動ほか「紅梅忌」「永瀬清子現代詩賞」などを主宰されています。
- 北海道立文学館
- 北海道在住の八森虎太郎を発行人としていた「日本未来派」関連の書籍が多く所蔵されています。
- いわき市立草野心平記念文学館
- 戦時中、中国で克己と出会い、交流の続いた詩人・草野心平を記念する文学館です。草野心平が16歳まで過ごした生家も保存されており、文学館から生家までは車で約7分です。
- 福井県ふるさと文学館
- 福井県出身の文学者や作品が紹介されている施設です。上海で出会い、深い友情で結ばれていた高見順、最後の北海道旅行にも同行した小説家の多田裕計、現代詩人会創設時メンバーで一緒だった詩人・三好達治が紹介されています。
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日本未来派,そして〈戦後詩〉の胎動
15400円
木田隆文
戦中『上海文学』を主催した池田克己たちは、敗戦後まもない日本(神奈川県大船)で新たな文学の場を育てようと試みた。
池田たちの営為は、戦前からのつながり、上海人脈はもちろんのこと、高見順をはじめ大東亜文学者大会を通じてうまれた人脈も加わり、小さなガリ版雑誌『花』として実を結んだ。『花』はやがて「一切の党派や権威を無視したぼうばくたる容積」たらんとした『日本未来派』として、戦後詩を代表するメディアへと育ち、その営みは現在でも続いている。
あわせて収録される一九四七―一九五二年にかけて古川武雄(八森虎太郎)宛に送られた池田克己の書簡資料には、「外地」経験者たちに加え、鎌倉の文士たち(川端康成)、古川武雄の周辺にいた北海道・東北の文学者たち(更科源蔵、高村光太郎)を集めながら、『日本未来派』として、戦後文学の場をつくりだそうとする試みが、敗戦後の出版文化の拠点となった北海道の様子とともに詳細に伝えられる。
戦後文化史に新たな光をあてる資料を世に送る。 -
上海文学 復刻版
39100円
木田隆文 (解説), 趙夢雲 (解説)
一九四三年、上海文学研究会によって創刊された雑誌『上海文学』。
「文學による報國の眞を身を以て實踐する」ことを掲げた本誌は、創刊まもなく掲載した作品から芥川賞候補作を二度輩出するなど、上海にとどまらない反響をうんだ。
「上海文学賞」の創設、展覧会開催、ラジオ放送など、翼賛一色ではない多様な活動を伴った戦争末期の「外地」文化の複雑なあり方を伝える幻の雑誌が当時の姿でよみがえる! -
昭和文学の上海体験
6600円
著者・大橋毅彦
金子光晴・横光利一から池田克己・室伏クララまでの小説や詩、多彩な演目がかかった劇場空間や美術と文学との交響のドラマなど、その地に関わりを持った人びとの言説と記録から個別の体験を探り、文学・歴史研究における上海像の見直しを図る。
一つ一つの小さな声が織りなす多層的な場としての上海を、度重なる現地踏査を踏まえて提示する。
作品の舞台へと案内する詳細な上海地図、現地刊行の新聞・雑誌メディアの細目や記事情報も多数掲載。 -
北方の詩人高島高
3520円
著者・伊勢功治
剱岳が見え 立山が見え ひとつの思惟のように風が走る (「続北方の詩」) 第33回 翁久允賞受賞! ! 戦前、北川冬彦、萩原朔太郎に見出され、詩人として華やかにスタートを切った高島高。戦争、医師の仕事、自身の境遇を引き受け葛藤しながら、ネオ・リアリズムを掲げた北川と運命をともにする形で歴史の波に埋もれた詩人の知られざる生涯を、貴重な一次資料から繙く。著者自装